「子育てが一段落した」「リモートワークで場所を選ばなくなった」
こうしたタイミングで、自分のための時間を大切にしたいと考える方は少なくありません。
滋賀県の湖北地域(長浜市・米原市)は、趣味や暮らしの質を重視する方にとって、理想の暮らしが見つかる場所です。
琵琶湖と伊吹山に囲まれた自然豊かな環境でありながら、歴史ある町並みや個性的な店舗が点在し、休日の過ごし方の選択肢が豊富にあります。
この記事では、湖北地域で暮らすからこそ味わえる「日常の楽しみ方」を、時間帯ごとにご紹介します。具体的なスポット名も挙げながら解説しますので、湖北地域での暮らしをイメージする参考にしてみてください。
朝|カフェで過ごす、静かな時間
朝は、お気に入りのカフェでコーヒーを飲みながら読書する。そんな時間があれば、休日がより豊かなものになります。湖北地域には、古い町家や蔵をリノベーションした個性的なカフェが点在しています。都会のチェーン店とは異なり、落ち着いた空間でコーヒーを楽しめます。
黒壁スクエア・木之本の古民家カフェ
長浜市の中心部「黒壁スクエア」は、明治時代の銀行建築をリノベーションした「黒壁ガラス館」を中心に、約30店舗が集まるエリアです。
北国街道沿いに古い町家やレトロな建物が並び、そのなかにカフェやショップが入っています。
また、長浜市北部の宿場町「木之本」エリアにも、趣のあるカフェが増えています。
木之本は、北陸と近畿を結ぶ北国街道の宿場町として栄えた歴史があり、創業江戸末期の醤油店や480年以上続く酒蔵など、醸造の伝統を今に受け継ぐ店が点在しています。
ぜひ、お気に入りのカフェを見つけてみてください。
おすすめスポット紹介
ここでは、湖北地域で営業しているカフェをいくつかご紹介します。
■ 珈琲院ロマン亭(長浜市元浜町)
1960年創業で、長浜で最も古い喫茶店の一つです。初代店主がウィーンで学んだウインナーコーヒーや、遠赤外線による自家焙煎のストレートコーヒーを提供しています。大正浪漫をイメージした店内で、坪庭を眺めながら過ごせます。
■ 96CAFE(クロカフェ)(長浜市元浜町・黒壁スクエア内)
黒壁スクエアの入口にあるカフェ。竹炭を使った黒いソフトクリームが名物です。古民家を改装した店内にはテラス席もあり、モーニングからランチ、カフェタイムまで利用できます。近江豚を使ったハンバーグなど、地元食材を活かしたメニューもあります。
■ 江北図書館周辺(長浜市木之本町)
「私設図書館」として知られる江北図書館の周辺には、静かに過ごせる小さなカフェや雑貨店があります。
昼|地元の食材と酒を楽しむ

湖北地域は、伊吹山系の伏流水に恵まれた水質の良いエリアです。
水が良い土地には、旨い酒と豊かな食文化があります。
ここでは、湖北地域ならではの「食の楽しみ方」をご紹介します。
道の駅で旬の野菜を買う
湖北地域には、地元の農産物や特産品が並ぶ道の駅があります。
朝採れの新鮮野菜や、地元でしか手に入らない加工品を求めて、週末に道の駅を巡るのも楽しみの一つです。
■ 道の駅 浅井三姉妹の郷(長浜市内保町)
浅井三姉妹(茶々・初・江)ゆかりの地にある道の駅。地元農家が育てた新鮮野菜や、地元の特産品が並びます。レストランでは地元食材を使った料理も提供しています。
■ 道の駅 伊吹の里(米原市伊吹)
伊吹山の麓にある道の駅。伊吹そばや伊吹大根など、この地域ならではの食材が手に入ります。
酒蔵巡りと郷土料理

良質な水がある場所には、旨い酒があります。
湖北地域には、古くから続く酒蔵が点在しており、週末に酒蔵を巡りながら、その土地の歴史や文化を感じることができます。
【湖北地域を代表する酒蔵と銘柄】
■ 冨田酒造(長浜市木之本町)
代表銘柄:七本鎗(しちほんやり)
480年以上の歴史を持つ酒蔵。賤ヶ岳の戦いで活躍した「賤ヶ岳の七本槍」にちなんだ銘柄です。若き北大路魯山人が逗留し、看板の題字を手がけたことでも知られています。
■ 佐藤酒造(長浜市榎木町)
代表銘柄:湖濱(こはま)
長浜の旧地名にちなんだ銘柄。まろやかで優しい口当たりが特徴です。
■ 山路酒造(長浜市木之本町)
創業460年以上の歴史を持つ酒蔵。木之本の良質な地下水を使った酒造りを続けています。
【湖北地域の郷土料理】
■ 焼き鯖そうめん
鯖を煮込んだ甘辛い出汁でそうめんを炊く、長浜の代表的な郷土料理。農繁期の手軽な食事として、また祭りや祝い事の席で振る舞われてきました。
■ 湖魚(こぎょ)料理
琵琶湖の恵みを活かした多様な料理があります。
鮒(ふな)ずし:琵琶湖固有のニゴロブナを米と塩で発酵させた、日本最古の寿司の形を留める発酵食品です。
えび豆:琵琶湖で獲れるスジエビと大豆を甘辛く炊き合わせた料理で、家庭の常備菜として親しまれています。
ビワマスの料理:琵琶湖の宝石とも呼ばれるビワマスを、お刺身や「あめのいおご飯(炊き込みご飯)」としていただきます。
■ サラダパン
たくあんのマヨネーズ和えを挟んだ、つるやパンのロングセラー商品です。
夕|歴史をめぐる、湖北地域の散歩

湖北地域は、戦国時代の舞台となった史跡が点在するエリアです。織田信長、豊臣秀吉、浅井長政など、名だたる武将たちがこの地で戦いを繰り広げました。
ここでは、湖北地域の歴史スポットをご紹介します。
戦国時代の舞台を歩く

湖北地域には、戦国時代にゆかりのある史跡が多く残っています。
■ 賤ヶ岳(しずがたけ)
羽柴秀吉と柴田勝家が激突した「賤ヶ岳の戦い」の舞台。山頂からは琵琶湖と余呉湖を一望できます。リフトで登ることも可能です。
■ 姉川古戦場
織田・徳川連合軍と浅井・朝倉連合軍が戦った「姉川の戦い」の地。現在は田園風景が広がり、石碑が歴史を伝えています。
■ 小谷城跡(おだにじょうあと)
浅井長政の居城跡。日本五大山城の一つに数えられ、山城の遺構が残っています。お市の方と浅井三姉妹ゆかりの地としても知られています。
観音の里で出会う、地域の信仰
湖北地域(特に長浜市高月・木之本エリア)は「観音の里」と呼ばれています。
この地域には、国宝や重要文化財を含む130体以上の観音像が点在しており、戦国時代の戦火の際、村人たちが仏像を土の中に埋めて守り抜いたと伝えられています。
■ 渡岸寺観音堂(向源寺)
国宝・十一面観音立像が安置されています。日本彫刻史上の最高傑作とも称され、間近で拝観できます。
■ 石道寺(しゃくどうじ)
紅葉の名所としても知られ、朱色の唇が印象的な十一面観音像があります。
黒壁スクエア・北国街道の町並み

長浜市の中心部には、江戸時代から続く北国街道の町並みが残っています。
黒壁スクエアは、明治時代に「黒壁銀行」の愛称で親しまれた銀行建築を中心に、古い町家やレトロな建物が立ち並ぶエリアです。
日中は観光客で賑わいますが、夕方になると人通りも落ち着き、歴史ある町並みの雰囲気を感じられます。黒壁ガラス館ではガラス工芸品を見たり、ガラス細工体験をしたりすることもできます。
季節ごとの楽しみを味わう

湖北地域には、四季を通じたイベントや行事があります。
地元に暮らしているからこそ、毎年の楽しみが増えていきます。
春〜秋のイベント
湖北地域では、季節ごとに特色あるイベントが開催されています。
■ 長浜盆梅展(1月〜3月)
明治時代に建てられた迎賓館「慶雲館」で開催される、日本一の規模を誇る盆梅展です。約300鉢の中から常時90鉢が展示され、樹齢400年を超える古木もあります。土日祝は夜間ライトアップも実施されます。
■ 長浜曳山まつり(4月)
毎年4月9日〜17日に開催される、日本三大山車祭の一つです。2016年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。江戸時代に造られた絢爛豪華な曳山は「動く美術館」とも呼ばれ、曳山の舞台で演じられる子ども歌舞伎が見どころです。
■ 夏中さん(7月)
長浜別院大通寺で行われる「夏中法要(げちゅうほうよう)」に合わせて開催される縁日です。大手門通りの商店街には約60軒の露店が並び、多くの人で賑わいます。
■ 観音の里ふるさとまつり(10月)
長浜市高月町の渡岸寺観音堂を中心に開催されます。普段は事前予約が必要な観音堂が一斉に開帳され、巡回バスで各所を巡ることができます。国宝の十一面観音像をはじめ、湖北地域に伝わる仏像を一日で拝観できる機会です。
■ 鶏足寺の紅葉(11月)
木之本町にある鶏足寺は、紅葉の名所として知られています。約200本の古木が色づき、散り紅葉が参道を覆う光景は見ごたえがあります。
冬の楽しみ
湖北地域は、冬のアクティビティも充実しています。
■ グランスノー奥伊吹
米原市にある関西最大級のスキー場で、11月から4月まで約5ヶ月間営業しています。全14コースがあり、初心者から上級者まで楽しめます。人工造雪機を導入しており、シーズンを通じて安定した雪質を確保しています。
■ 湖北野鳥センターで野鳥観察
北びわ湖周辺は渡り鳥の越冬地として知られています。湖北野鳥センター(長浜市湖北町)では、約20台の望遠鏡を備えた観察室から、コハクチョウやオオワシなどの野鳥を観察できます。
湖北地域で、豊かな日常を見つけませんか?

湖北地域は、「自分のための時間」を大切にできる場所です。
琵琶湖と伊吹山に囲まれた自然豊かな環境でありながら、歴史ある町並みや個性的な店舗が点在し、休日の過ごし方に困ることはありません。
気になった方は、まずは一度足を運んでみてください。
実際に街を歩くことで、見えてくるものがあるはずです。
また、新しい暮らしを考えるなら、仕事の情報も一緒に集めておくと安心です。
湖北ジョブパークでは、地域の企業情報や、実際に働く人インタビューも掲載しています。「どんな仕事があるのか」「どんな人が働いているのか」を知ることで、暮らしのイメージもより具体的になります。
皆さんの新しい暮らしのきっかけとして、ぜひ活用してみてください。
※本記事に掲載している情報は、2025年12月時点において、インターネット等の公開情報を調査して作成したものです。


